<個人企画>山手線徒歩一周の旅⑤

こんにちは、埼玉大学写真部です。

なんと前回からまだ3か月しか経っていないにも関わらず、わたしたちはまた山手線徒歩一周の旅をしてきました。

今回は1年生3人が初参加です。

毎度のことながら、夜8時に池袋駅を出発します。

今回は内回りで進みました。

通常は1年に1回、夏にのみ開催される企画ですので、秋に徒歩で山手線一周するのは初めての試みです。夜は大分冷える季節になってきたため、防寒対策はしっかり取りました。

初参加の1年生とは初対面の上級生もいたので、会話を楽しみつつ夜でもにぎやかな東京の街を進んでいきます。

目黒駅に着いたあたりから人気もまばらになり、大崎駅でついに終電がなくなりました。

午後2時ごろ、牛丼屋さんで休憩を取りました。

仮眠を取る人、撮った写真を見せ合う人、話に花を咲かせる人、それぞれ好きなように時間をつぶし、約1時間後に出発です。

夜通し歩き続け、有楽町駅に着く少し前に始発が動き始めました。

今回は終電から始発のみの参加者はいなかったため、あまり気にすることなく次の駅を目指します。  東京駅に着くころには、日がかなり出てきていました。

秋葉原駅を過ぎたあたりで、うどん屋さんに入り朝食を取りました。

一晩中歩き続けたからだに、優しい味のうどんは非常に染みました。

日もだいぶ上り、日暮里駅に近づくと、素敵な景色がわたしたちを待っていました。

日暮里駅周辺は、山手線徒歩一周の企画者である先輩のイチオシの撮影スポットだそうで、歩みのペースを落としながらみんなでたくさんスナップをしました。

日暮里駅を過ぎて少しすると、公園で休憩を取りました。

休憩を終えると、重たい足を引きずりながら、いよいよ残り少なくなった駅をひとつずつ辿ります。肉体的にも精神的にも疲労が溜まってきており、口数が少なくなってしまう部員もいました。それでも、誰もシャッターを切るのをやめません。

最後から2番目の駅である大塚駅に着いた頃には、みんなほとんど気力で立っていました。それでも、あと一駅という事実がわたしたちを突き動かします。残るは池袋駅、終着駅に向けてまた歩き出します。

31日の午後12時ごろ、ようやく長い長い旅は終着を迎えました。

人がごった返す池袋駅の改札の前で、わたしたちは互いの健闘を讃え合いました。

そしてまた、山手線ではなく、埼京線に乗って埼玉まで帰ったのでした。