ライオンズ写真展2024の裏側

こんにちは。

今回は毎年開催しているライオンズ写真展の裏側を少々お伝えします。

展示したモザイクアート。たくさんの小さい写真で構成されています。

2024年も3/11~14に開催中の車いすバスケットボールチーム
「埼玉ライオンズ」さんと写真部の合同写真展。

今年で3回目を迎えた本企画ですが、今年は4名の部員が参加しました。

地元埼玉で行われている日ごろの練習だけでなく、
北海道で開催された天皇杯予選で撮影させていただいた写真など
見どころ満載ですのでぜひお越しください。

車いすバスケとは

せっかくですので車いすバスケについて少々ご紹介を

ルールはいくつか違いがありますが、
通常のバスケットボールと共通点が多い競技です。
相違点は主に以下の3つ

・トラベリングの判定
・ダブルドリブルがない
・障がいの程度に応じてクラス分けがされる

トラベリングは車いすを押す動作(プッシュ)の回数が3回以上で反則となります。

少し意外なんですが、ダブルドリブルがないので
一度ボールを保持してから何回でもドリブルを再開することができます。

中でも特徴的なのが選手のクラス分けで、障がいが重い選手ほど低い点数、
障がいが軽い選手ほど高い点数付けがされていて、
コート内の選手につけられている点数の合計が
規定値以下(14点)になるようにチームを組む必要があります。

ルール詳細は下記サイトをご参照ください。

https://jwbf.gr.jp/wheelchairbasketball
(一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟公式ホームページより)

部員目線の魅力

天皇杯にて撮影。迫力満点の試合でした。

完全に筆者の好みなんですが、
プレーがひと段落した後のコートに残るゴム(タイヤ)の焼ける匂いが
魅力の一つだと思うんです。
迫力あるプレーの後に残る余韻みたいな感じに
何とも言えない魅力があります。
共感してくださる方は少ないかもしれませんが。。。

こちらも天皇杯の写真。一瞬の緊張感も魅力の一つ。

衝突の激しさと、音も魅力の一つですね。
車いす同士が激しく衝突する場面が試合中何度もありますが、
金属同士が衝突する音に初めての試合観戦の際かなり驚きました。

ちなみに魅力とは少しずれるんですが、
試合中選手が車いすごと倒れる場面が何度かあります。
このことからも車いすごと倒れるほどの衝突が頻繁に起こっている
車いすバスケの激しさが少しでも伝わるかと思います。

転倒後腕力で起き上がる選手。チームの方がサポートに入ることが多い。

埼玉ライオンズの魅力

埼玉ライオンズは埼玉県を拠点に活動するチームで、
10名の選手が在籍しています。(2024年3月現在)

普段の練習では全力でプレーをしている傍ら、コートから出ると、
笑顔があふれるとても明るい雰囲気が印象的です。

埼玉ライオンズさんの練習は随時見学を受け付けているようです。

勝利に喜び爆発の財満選手

詳細についてはこちらをご覧ください。

https://www.saitama-lions.com/lions/

写真展の工夫

今回の写真展、小さいながらいくつかの工夫をしています。

まず、写真の高さを車いすの方でも見やすいように
普段の写真展よりも少し低い位置に写真を展示しています。
また、昨年よりも鑑賞スペースが広くなるように工夫しています。

今年の展示の様子。写真が落ちやすかったという去年の反省からワイヤー式を採用

また、部員それぞれの作品と別に選手の様子を見ていただけるように
今年から2L版の写真を多めに掲示しています。

2Lのスナップ写真。選手の試合中の様子などを展示しています。

期間中、ファンの方などたくさんの方に来場していただきました。
ありがとうございました!