こんにちは、埼玉大学写真部2年の藤井繭夏です。今回は「フィルムカメラ」の楽しいところを4つお伝えします。
1.始めるのが簡単!使い捨てカメラでフィルムを手軽に楽しめます
デジタルカメラは値段が高く、始めるのには貯金が必要です。ですが、フィルムカメラは数千円で始めることができます。使い捨てカメラにはFUJIFILMの「写るんです」、Kodakの「ファンセーバー」などがあります。
2.撮影時のことが思い出として記憶に残りやすい
以下の2枚の写真は私が高校生の時に撮影したものです。左の写真は定期テストが終わって下校する時にクラスメイトを撮りました。この写真を見ると木漏れ日が揺れる感じや初夏の空気感を思い出します。フィルムは枚数が限られており、どの瞬間を切り取るか吟味するからこそシャッターをきったときは、ありふれた瞬間も思い出になります。
3.様々な種類のフィルムがあって楽しい
フィルムにはネガフィルム、モノクロフィルム、ポジフィルムの三種類があります。ここでは定番であるネガフィルムについて少し掘り下げてお話しします。
実はネガフィルムには様々な種類があり、それぞれに素敵な個性があります。例えば、FUJIFILMのフィルムは現像時に緑や青が綺麗に発色し、爽やかな印象の写真になりやすいです。対して、Kodakのフィルムは全体的に黄みがかった温かい印象の写真になりやすいです。他にもロモグラフィーのフィルムは彩度が高くこってりした印象に、マリックスのフィルムはややくすんだ色味でノスタルジーな印象になりやすいです。
以下の2枚は左がFUJIFILMのフィルム、右がKodakのフィルムで撮影したものです。 FUJIFILMは陰影部分にシアンが、Kodakのほうにはマゼンタが強く発色していますよね。これが写真の印象を変える原因の一つです。
4.遊び心のある写真が撮れる
フィルムには使用期限があります!その期限を過ぎるとフィルムが劣化し、美しい発色がかなわなくなるのですが、それを逆手にとって不思議な写真を撮ることができます。
また、フィルムに直接光を当てるとフィルムが感光してしまい、風景が映らなくなってしまうのですが、上手い具合にすこーーしだけ光を取り込んであげると面白い写真を撮ることができます。
終わりに。もしデジタルとフィルムの両方を使いたいなら、デジタルから買ってください。フィルムはランニングコストがかかるため、貯金なんかできませんから!私もデジタルカメラ買いたいとは思っているのですが、フィルムの出費が大きすぎるせいで一向にお金が貯まりません。。。
出身:東京都町田市
愛機:Nikon FA
説明:フィルムカメラ大好き