<撮影会>荒川調節池撮影会 2024

こんにちは埼玉大学写真部です。

荒川周辺にて第三回の荒川撮影会を行いました。
今回は荒川上流河川事務所さん協力の元、荒川第一調節池を撮影しました。

過去二回の撮影会の様子はこちらからご覧ください。

大学近くを流れる大河、荒川。

そこには埼玉県南部と東京都区間の荒川流域を洪水から守り、
さらに私たちの飲み水の供給源ともなる重要な役割を担う施設があります。

はじめに荒川第一調節池の働きについて教えていただきました。

上流で大雨が発生し、荒川の水位が上昇した際に、
この荒川第一調節池や現在建設中の荒川第二・第三調節池に水を取り込み、
下流の水位を低下させ、荒川流域で大規模な水害が発生するのを防いでいるとのことです。

最近では、令和元年東日本台風(台風第19号)の際に岩淵地点(東京都北区)の水位を
約30~40センチメートルも下げる貢献をしていたようです。

越流堤 洪水時にはこの上を水が流れ込むのだとか

また洪水対策にはプロフェッショナルのみなさまの力だけでなく、
大学生を含んだ地域の協力が不可欠であると知ることができました。
私たちができる身近な洪水対策として、
普段から、側溝に落ち葉やごみがたまっていない状況にすること、
大雨が降った際に洗濯や、浴槽の水といった排水を減らすことも
私たちができる洪水対策のようです。

荒川の流域にある私の家も守られています。

最後にこの荒川第一調節池の主要施設である、さくらそう水門の見学を行いました。

とても大きな水門です。大きさに圧倒されました。

浸水を防ぐためにあるこのさくらそう水門は、
平常時は開いていますが、荒川の水位が上昇した際は閉鎖され、
荒川第一調節池の堤防の一部となります。

大きさは高さ約16 m幅20 m ほどあり、水門の重さはおよそ210 t あり
この水門が大学付近を浸水から守っているようです。
水門の内部に入り、実際に水門が動いているところを見学させていただきましたが、
大きな水門を動かくためにはこんな大きな機械で行っているのかと驚くばかりでした。

水門内部の様子 人の身長よりも大きなモーターで水門を動かしています

普段は何気なく見かける荒川にも大きな役割があり、
また多くの人が陰から支えているからこそ私たちの生活が成り立っていることを
再認識することができました。

今回は荒川第一調節池の役割や私たちもできる治水をテーマに
たくさんのことを学ぶことができました。
普段立ち入ることのできない水門内部まで見学でき、とても感謝しています。

荒川第一調節池内にある彩湖 普段はとても穏やかで、散歩にピッタリ

埼玉大学写真部は、今後も継続的に荒川調節池整備事業の進捗を見守っていきます。